acas社長 大浦昌尚ブログ
自律とは
致知BOOKメルマガに素晴らしい本が紹介されていた
教師歴32年、問題を抱えた子どもたちを
次々と立ち直らせてきた伝説の小学校教師・平光雄先生
ベストセラー(4万3,000部)
『子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話』
とても分かりやすいのでメルマガより一部紹介する
********
もう何年も前から言われていることだが
「自分のやりたいことはなんでも
じゃんじゃんやっちゃえ」というような、
「自主性尊重」のはき違えによって、
学校でも社会でも「節度」がない子が増えている。
レストランや公共施設、地下鉄などで
騒ぎ回る子は数多いるし、近くにいる親も
それを咎めないで、むしろほほえましく?
見ている、という場面もよく見られる。
子どもたちも、「悪気」がある場合ばかりではなく、
まさに屈託なく節度ない言動を繰り返す。
自分の中に行動基準がないのだ。
そういう子は「自分で線を引く」と
いうことができないんだ。
この辺まではいい。
ここからはアウトというのが
自分で線引きができない。
だからいつも誰かほかの人に引いてもらって、
ガツンと言われなきゃはみ出てしまう。
世の中に、線は引かれていないけど、
いろんなことに出てはいけない線はあるよね。
たとえば、「授業中に変な音を立てる」
「地下鉄で暴れる」「レストランで騒ぐ」
……などなど、全部「一線」を越えているよね。
しかし、これも自分で線が引けない人が
いるということなんだ。
小さい子は仕方ない。
そこで叱られてだんだん自分で、
こういうときはこの辺が線なんだなと
学んでいる最中だから。
でも、高学年になってもそれじゃ、
幼児と変わらないってことだよね。
自分の言動については、
「自分で線を引ける」のが高学年です。
そして、それが「自律」ということです。
この話をした後は、折に触れ、
子どもの言動に対し、
「今のは線ギリギリだぞ」とか
「おい、今のは線越えてないか?」
というだけで「自律」への意識を
強化していけるとともに、
言動の「線」について、
集団でのコンセンサスを図っていくことも可能となる。
もちろん家庭でも同様であろう。
********
いかがだろうか?
大人になっても自分で線を引けない人がいる
下の写真を見ていただきたい
昨年の「夢の家フェスティバル」の写真である
このペンキを塗る少年
手や髪の毛までにもペンキが付いている
一生懸命にやっているうちに付いたのだろう
大工体験でくぎを打つ少女
くぎを持つ大工さんの手を叩かないように
真剣である
このような体験が
この辺まではいい。
ここからはアウトというのがわかる機会になるのだろう
今年も「お仕事体験夢の家フェスティバル」を開催させていただく
一人でも多くのこどもが
職業体験通して自立できる機会になればと願っている
すでに「夢の家コンクール」は応募が始まっており
締め切りも間近で9月5日である
まずは「夢の家コンクール」に応募していただきたい