友人の経営者Yさんから倉庫増築の相談を受けた

現在の本社前の土地が売りに出てそこに倉庫を増築したいとのこと

そこに加えられた条件が社員食堂を設けてほしいというもの

小さな厨房を設けて働いてくれる従業員に温かいお昼ご飯を提供したい

というさすが元料理人らしい従業員想いの発想と感心をした

そしてその思いは月日を重ねるごとに大きくなり

地域には食事ができるお店が少ない

自社の従業員と同じように地域で働く人にも提供したいとなり

社員食堂は地域に開かれた食堂となった

設計の過程で五島列島出身のYさんから出てきたのは

五島列島の物産が陳列販売できるスペースが欲しいとのこと

自分を育ててくださった五島列島への愛が大きい

そうなってくると五島列島のツバキを植えようとなってくる

とても楽しい

さていよいよ完成してプレオープン

こだわりのご飯は丹後米を2種類ブレンドしたもの

工場が丹後にもありその愛がこのような形で表れている

料理長のMさんは昔Yさんがホテルで料理人をしていた時の後輩

天皇陛下に料理を献上したほどの料理人であるので

厨房機器を選ぶ時の姿勢は半端ではなかった

真っ白の料理人服を纏った二人の姿は凛々しく

それぞれの想いとそれぞれの愛を感謝とともに地域にふるまう素晴らしいお店となった

このような素敵なお仕事に係らせていただいたことに心から感謝したい