はじまりを育む

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木々が育つように、
子どもの「根」が
育まれる場をつくる

私たちは、人間の「根」となる部分がとても大切で、「根」の部分がしっかりしていると、一人ひとりが豊かな人生を送ることができると思っています。「根」をしっかり育てるには、幼少期にさまざまな体験を重ね、より美しいモノに触れることが必要と考えています。
美しい空間、モノ、物語、しぐさ、言葉など、たくさんの美しさに触れ、子どもたちが大人になった時、園舎での経験を「子ども時代に経験してよかったこと」として、次の世代に語り継いでいってほしい。
そのためにアクアスでは、未来や地域を大切に、周囲との調和を図り、「今だけ、ここだけ、自分だけ」的な利己的発想ではなく、園舎が建つことでその地域・社会がより良くなる園舎を提供していきます。

     

SDGsへの取り組み


アクアスでは、持続可能な社会に向けて、保育環境からどのような目標に取り組めるのか考え、実行しています。

  • 1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロに

    子どもたちが食事への関心を持てるように、オープンな厨房を園児の動線上に配置するなど、厨房の環境構成に工夫を凝らしています。また、食事をつくる職員の顔を見ることで、「いただきます・ごちそうさまでした」の心を育みます。そして、子どもと職員、互いの顔が見えることで、より心を通わせられるのではと感じています。

  • 3.すべての人に健康と福祉を

    手洗いやうがいなど、健康を大切にする生活習慣を身に付けられるように、設備を適宜配置します。私たちの健康がみんなの福祉を守ることにつながります。

  • 4.質の高い教育をみんなに

    さまざまな体験ができる園舎を創ります。走り出したくなる回遊できる動線、隠れたくなる洞窟のような部屋。大人には一見無駄に見える空間も、子どもたちには良いあそび場に映ります。合理性だけを求めず、あえて余白を創ることで、子どもたちの創造性を育みます。

  • 5.ジェンダー平等を実現しよう

    性別を意識せず過ごせる空間創りを意識し、子どもたちに多様性を受け入れられるような、偏見のない感性を育む環境を整えます。職員の採用に関しても、性別を問わずその人柄を重視し、活躍できる場を目指します。

  • 11.住み続けられるまちづくりを

    地域交流の場を設け、つながりを深めていくことが、地域全体で子どもたちを見守る環境を生み出します。子育て支援の拠点として、また多世代が交流できるスペースとして、地域のコミュニティを育みます。

強みfeatures

  • アクアスでは、子どもたちに多くの学びの場を設け「子どものころに経験してよかったこと」をひとつでも多く残したいという思いで、保育施設設計を行っています。その想いが通じてお客様からのリピート率が高く、設計した保育施設の入園率に大きく貢献しているのだと自負しています。

  • 2030年に目指すべき姿として、新築される住宅・建築物については「ZEB基準の水準の省エネ性能の確保」が求められます。アクアスでは、設計を手がけるすべての保育施設でZEB取得を目指します。次世代を担う子どもたちが、健康で快適に生活できる環境を、建築設計を通じて創り出します。

  • 子どもたちを見守り、育む場である保育施設の在り方も、時代とともに変化しています。そうした変化に対応すべく、子育て世代特化型保育園や認定こども園、幼稚園やSDGs保育園など、それぞれの施設と時代に合わせた新しい提案を行います。

サービス紹介service

バリアフリー

保育園・認定こども園・幼稚園の設計では、行政より「バリアフリー法」への適合を求められる場合があります。子どもたちみんなが安全で過ごしやすい園舎を建築するために、とても重要なものです。例えば、大阪府内では下記(例:大阪府(一部抜粋))の表のようなチェックリストがあり、保育所・認定こども園・幼稚園は適合義務が課されています。

補助金手続きの流れ

行政によって補助金の有無、内容は異なりますが、アクアスでは補助金申請の提案から申請まで一括でおまかせいただけますので、HP・お電話からお気軽にご相談ください。

子育て支援

幼児期の学校教育や保育、地域の子育て支援の拡充や質の向上を進めるために、内閣府によって定められている「子ども・子育て支援新制度」。必要とするすべての家庭が利用でき、子どもたちがより豊かに育ってゆける支援を目指して取り組みを進めています。

例えば大阪市では、必要とするすべての児童に対応する入所枠確保を目指し、保育施設整備促進のための取り組みとして、次のような取り組みが行われています。

  • ◎工期確保による保育施設応募の促進

    開設期限については原則翌年4月としていますが、工期の関係上開設が間に合わない場合、最大で開設日を翌々年4月まで伸ばすことが可能。(入所枠30人以上と入所枠50人以上が対象)

  • ◎都市部における賃借料補助

    賃貸物件(土地は除く)による保育園整備をする場合で、実際の建物賃料が保育所委託費における賃借料加算額の3倍を超える場合には、建物賃料と加算額の差額の一部を補助。
    →北区・中央区…最大1,650万円/年×最大15年間(賃料により5年間~15年間)

  • ◎土地所有者に対する助成制度

    賃貸で土地を提供する所有者に対し、当該土地に係る固定資産税相当及び都市計画税相当額10年分を一括で補助。(建て貸し方式についても補助対象)

このように国や各自治体などで支援制度が設けられています。アクアスでは、保育施設の設立者に向けた補助金交付情報提供・申請補助を行っています。私たちは、子育て世代を建築設計で支えられる会社です。一緒に「子どもたちの未来」を創りましょう。

昨今、省エネについてさまざまな基準や設備などの整備が進められており、多くの人が省エネという言葉を耳にするようになりました。建築はエネルギーを削減するとともに、生産することもできる数少ない分野です。多くのエネルギーと呼ばれる資源がありますが、その中でも代表的なのが「電気」。明かりを灯すための電化製品、建築設備への送電・電気自動車と建築に関わる多くのモノに使われています。「電気消費」を削減する方法として「LED化」があります。

例えば、大阪府内では「中小事業者LED照明導入促進補助金」の交付があります。※LED照明の購入や工事に対して2分の1相当額以内(上限1,500万円 下限20万円)アクアスでは、環境配慮を前提とした計画を行っておりますので、これらに関わるさまざまな申請の提案ができます。お気軽にご相談ください。

物件紹介 / お客様の声voice

かすが保育園

開園:令和元年10月
所在:大阪府吹田市
構造:S造 地上3階建て
事業主:株式会社セリオ

「既存の自宅を活かして保育園をつくりたい」という地主様のご相談から計画はスタートしましたが、コストや法規則の関係で新設することに。住宅に囲まれ、保育園を新設するには厳しい土地条件の中、地主様の地域に対する思い、地元の方々とともに育んでこられた記憶を尊重しながら、子どもたちが安心して通える「住まい」のような保育園を目指しました。外観は元々の邸宅のイメージを残しつつ、内部は木目を基調とする床材や建具を使って、ぬくもりある空間に。気持ちの良い風と光を感じながら健やかに育ち、たくさんの夢や希望を描いてほしいと願いを込めて設計しました。

ぽかぽかの日差しと開放感が魅力

園長|井尻園長
完成した保育園をはじめて見た時は、旅館みたいで洗練されていると感じました。洗練された中にも木のぬくもりがあり、暖色系のライトがやわらかい雰囲気をつくってくれていて、保護者さんからもよく褒めていただけます。私が一番気に入っているのは、日差しがたっぷり入るところ。どの保育室も本当に明るく、特に0歳1歳はぽかぽかの日差しの中過ごせます。園の中には子どもたちが楽しくなるようなしかけもあって、0歳のお部屋には廊下側の足元に家の形をした窓があるんです。それがちょうど子どもたちの目線になっているので、年上のクラスの子たちがのぞいたり、やりとりしていたり、楽しそうな姿が見受けられます。屋上も広く開放感があるので、温かい日差しのもとみんなでのびのびと遊べます。

ひめさと保育園

開園:平成30年4月
所在:大阪府大阪市
構造:木造 地上 2階建て
事業主:株式会社セリオ

保育園の2階まで伸びる大きな木は、「木の生長と同じようにすくすくと育ってほしい」と願いを込めて植樹したどんぐりの木。どんぐりの木は、長い年月と愛情をかけてようやく成木となり、立派などんぐりの実を育めるようになります。そうした生長の過程は、人間の成長とも重なり、記憶に残るもの。子どもたちの育ち行く日々に寄り添うようなシンボルのもと、笑顔とやさしさを育めるような保育園を目指して設計しました。

真摯な対応と思いやりのある提案に感謝

園長|長谷川園長
木の素材や壁紙の色の選定から関わらせていただき、とてもワクワクしました。木の素材は、暗い印象にならないように明るめの色を選びたかったんです。でも白っぽすぎるのも嫌で…。そんな意見にもきちんと耳を傾け、真摯に向き合ってくださいました。意見を聞くだけではなく、素敵な提案をしてくれるのもアクアスさんの魅力です。当園の階段には絵本や小物を置ける飾り棚があるのですが、初段階ではなかったもの。話し合いを重ねるうちに、子どもや保護者が楽しくなる工夫をと、飾り棚を提案してくださいました。季節ごとに置く絵本や小物を変えられて、子どもたちも毎回楽しみにしています。「うちの子この絵本好きなんです」などと保護者さんから声をかけていただくこともあり、コミュニケーションのきっかけになっていることも嬉しく思います。

voice

ストーリーacas story

夢の家お仕事体験フェスティバル

私たちは、2015年から暮らしにまつわる職業の人たちが集まり、子どもたちにリアルな職場体験をしてもらう「夢の家お仕事体験フェスティバル」というイベントを開催しています。

なぜ、このイベントを開催することになったのか。それは、子どもたちのなりたい職業ランキングの1位が、公務員だったことからでした。公務員のお仕事は、とても立派なお仕事です。しかし、なりたい理由として挙げられていたのが「安定しているから」という夢のないものだったのです。
好奇心旺盛なはずの子どもがそんな理由で「なりたい」と口にしていることに、悲しさと危機感を覚えました。そこで、アクアスで働いている社員たちにも子どもの頃になりたかった職業や、建築士を目指すきっかけを聞いてみました。一番多かったのは、身内に建築関係の仕事をしている人がいたという理由。その中で一人、「子ども時に、隣で大工さんが家建てているのを見てかっこいいなと思った」と話す社員がいました。
ならば、子どもたちの夢のひとつに職人が入ってくるように、「職人のかっこよさや大工の仕事を身近に感じてもらえる場所を作ってみよう!」と思い立ったのです。実際に開催してみると、準備にかかる費用や時間は想像以上でした。しかし、一度でも子どもたちの真剣な眼差しや、嬉しそうな表情を見ると、どうしてもまた喜んで欲しくなります。いきいきとした表情になるのは大人も同じで、一生懸命に子どもたちに接する職人さんの姿は本当にまぶしく、美しいのです。
子どもたちの夢が見つかり、大人たちが自分の仕事の意義に気付く。この循環が生まれれば世の中は良くなると、私たちは信じています。できることから一歩ずつ取り組み、美しい未来を育む一翼を担いたいと思います。

未来美育

見学会・相談会event

マンション管理組合様をはじめ、不動産ディベロッパー、建築会社様、不動産オーナー・CRE戦略室様向けなど、それぞれの立場に寄り添ったセミナー・見学会・勉強会などを開催しております。

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