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二川
健一
Kenichi Futagawa
防災備蓄倉庫
2010.06.17
東京都が「東京都総合設計許可要綱」を改正し、新築マンションに防災備蓄倉庫を設けた場合、
倉庫分の面積を建築できる延べ面積に上乗せできるようにする制度を
今秋に導入すると、4月ぐらいに発表がありました。
急増する高層マンションの中間層への備蓄倉庫の設置を促すのがねらいであるとのこと。
都内では中央区など、すでに同様の指導をしている行政もあります。
大地震などにより、30階に住んでいる人が断水、停電のなか、非常食などを取りにいくため
階段で1階まで昇り降りする・・・。考えただけでゾッとします。
現在担当させていただいている計画中の物件にも、お施主様のご意向により
防災備蓄倉庫を計画しています。
今回の東京都の制度改正は、危機管理と土地の有効活用という両面の観点で
非常に理に適っているので、関西地方にも同様の制度を設ける必要があると思います。