acasスタッフブログ
HOME > acasスタッフブログ > 『ボリューム出し』
杉谷
泰
Yutaka Sugitani
『ボリューム出し』
2011.02.21
最近肩こりが酷く、「コラントッテ」を購入しようか
悩み中の杉谷です。
現在、とある行政でのボリューム出しを頂き設計しております。
「ボリューム出し」とはいわゆる企画設計です。
その土地に、どれだけの、どのような、マンションが建築できるかを
現地調査や行政調査を行った上で設計していく業務です。
弊社の得意とする業務の一つです。
マンションのボリューム出しには建築の法律でもある
建築基準法に適合する事は当たり前ですが、
その他にもいろいろ考慮する必要があります。
例えば、
その敷地がある地域にはどの様なマンションが必要か、
又は、求められているか。
それは若い世代のファミリーなのか独身の学生なのか。
それとも老夫婦なのか・・・。
間取りは3LDKなのか、4LDKなのか。
広い部屋を求めているのか狭くても構わないのか。
駐車場は居住者の何割必要なのか。
など、さなざまです。
もちろん賃貸、分譲事業のベースとなりますので、
実際に事業になることを想定し、最大限のボリュームを
消化しながらあとは、意匠的な部分での味付けを行っていきます。
外観をイメージしながら、建物をガタガタと
雁行させたり、エントランス廻りの外構を造りこんでみたりと・・・。
ボリューム出しから事業が決定し、基本、実施設計へと移行し、
実際に建物が出来上がった時は、心から感動します。
そして、
感動と共に、建物を造り、街を創る、
責任を感じます。
では引き続き、そんなボリュームを企画、提案するために
お気に入りのロットリングのペンで紙にゴリゴリとラインを引きながら
街づくりをして行きたいと思います。