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杉谷
泰
Yutaka Sugitani
『多種多様』
2011.06.27
杉谷です。
本屋で立ち読みした階段の雑誌。
その種類はあまりにも多種多様。
目的・場所・デザイン・機能・その他等により、
おおっ!といったものや、
???といったものまで。
階段の形態を形式的に仕分けをすると、
・直階段(直線階段、一文字階段、鉄砲階段)
まっすぐに昇降する階段。長い場合は途中に踊り場を設ける。
・折り返し階段(戻り階段、行って来い階段)
中間に踊り場が設けられ、折り返すタイプ。安全性は高く、
空間的にもゆとりが生まれるが、大きな面積が必要。
・かね折れ階段(折れ階段、折れ曲がり階段、くの字階段)
途中の踊り場で直角に曲がるスタイル。
・カーブ階段(回り階段)
踊り場はなく、曲がったり折り返したりするタイプ。
・螺旋(らせん)階段
デザイン的に特徴があり、小さな面積で設置することもできる。
・箱階段
箱を積み重ねた階段状にしたもの。階段状にした家具もある。
階段として推奨される勾配は6/7以下。
蹴上げ寸法(R)の2倍に踏面寸法(T)を加えた寸法、2R+Tが600㎜程度が使いやすく好ましい。
よって、
蹴上げ寸法が大きくなれば、踏面寸法を小さくし、
蹴上げ寸法が小さくなれば、踏面寸法を大きくするのが一般的。
何気に設けられているようなものであっても、
その形態には理由があり、面白い。