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二川
健一
Kenichi Futagawa
自然の猛威
2011.09.16
木曜日担当の二川です。
先日、NHKスペシャル「巨大津波 知られざる脅威」(再放送)を見ました。
防潮堤を破壊し大規模な津波火災を引き起こした大津波。
あの日、数々の撮影された映像と証言から、その全貌を検証する内容でした。
あの日からまだ半年。被災された方々には、見るに耐えないものだと思いましたが、
反面、知っておく必要はあると思いました。
宮城・気仙沼では、津波が重油タンクや建物を次々と破壊し、
港を大量のガレキと真っ黒な重油で埋め尽くした。
海上では重油とガレキ、それぞれ単体では火がつくことがないが、
その2つが海上で混在すると、ガレキがろうそくの芯のような役割になり、
発火・延焼しやすい状態であったことが判明。
それが、あの大規模な津波火災につながったとのこと。
また、岩手・宮古市田老地区では、街を囲むように世界最大の防潮堤を整備していたが、
その少しの油断が、かえって被害を拡大させたことも明らかになっていました。
人間は地球規模、宇宙規模でみると、自然の中の極々小さな一部であり、
そして、自然の猛威はいつ起こるかと、その被害を予測することは
不可能だということを改めて考えさせられました。
最近、再度クローズアップされている「減災」という考え方は、
それを教訓にしたいいキーワードだと思います。