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二川
健一
Kenichi Futagawa
金木犀
2011.10.07
木曜日担当の二川です。
最近、外を歩くとキンモクセイの香る季節になりました。
近所に多く植えられているようで、よく香ってきます。
キンモクセイは中国南部の原産で江戸時代初期に渡来。
言葉のひとつ「謙遜」は、人を引き込む魅惑的な甘い香りをもちながら、
花は意外と地味なことからだといわれてます。
一定の年齢の人には「トイレの香りだ」という人がいますが、
70年代から90年代前半にかけて芳香剤といえば、
キンモクセイの香りだったらしいです。
インフラの進んでいない時代、汲み取り式のトイレも多く、
その強烈な匂いに負けない香りが必要とされ、
甘くしっかりしたキンモクセイの香りが主流になったとのこと。
また、昔はトイレの近くにキンモクセイを植える家庭も多かったとか。
最近では、ニオイをニオイで打ち負かすのではなく、消臭技術が発達したので、
芳香剤の香りも多様化してきたようです。
私は、あの甘くて、清々しくもどこかせつないキンモクセイの香りは好きです。
なにより季節感があっていいと思います。
今度、自宅の植え込みに植えてみようかと考えています。