金曜日担当の比土平です。

いま担当物件が3件あるのですが、
3件とも意匠絡みの時期でして、
頭の中で断片的な光景が
ぐるぐる回っています。

そんなせいか、
今日は事務所がある本町から、
打ち合わせ先の天王寺まで行こうと
御堂筋線に乗ったのですが、
着いたのは梅田でした。
危うく打ち合わせに遅刻するところでした。

乗った瞬間に違和感を持ったものの、
次は〜淀屋橋〜
のアナウンスを聞いて、
あっあってるわ、と何故思ったのか
わかりません。

そう言えば昨日、
新居千秋さんの講演会に行ってきました。
作品を見ていううちに、
フランク ゲーリーっぽいなあと思っていたら、
ゲーリーの仕事の進め方に影響されたと仰って、
わかってたでえ、と意味もなくドヤ顔していました。

印象的だったのは、
建築で何かを変えられる、
建築の力を強く信じてらっしゃるように見えた事でした。

私も、
そう言えば、
そんな風に考え、
そんなところにも建築の魅力を感じていました。

それが今は、目の前の仕事が精一杯で、
視野が狭まっていたと気付かせてもらったような気がします。

新居さんは激務のなか、
とても建築を楽しんでらっしゃるようで、凄いな〜と感じましたが、
でも、何を作ったらいいかわからなくなり廃業も考えた、
とも仰り、
少し慰められたような気持ちにもなりました。

でもやはり一番の収穫は、
あのゲーリーちっくな自由なフォルムを見て、頭が柔らかくなったことだと思います。

意匠的に悩んでいたものに小さな光を見つけました！

ありがとうございます、新居さん。

やはりどんなに忙しくても、
刺激を得るための行動は必要だと、
改めて思いました。