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二川
健一
Kenichi Futagawa
ぺテルギウス
2012.01.20
夜空のオリオン座を見る度、右肩に当たる「ペテルギウス」が
近い将来に超新星爆発を起こすと言われていることが気になる
木曜日担当二川です。
ぺテルギウスの大きさは想像を絶するもので、なんと太陽の1000倍。
爆発は明日おこるのか、数千年後なのか、正確な時期は不明ですが、
これほど大きく膨らんだ星は最期が近いことを意味しています。
現在は赤色に見えますが、爆発すると青色になって、
その明るさは満月並みに明るく、3ヶ月間ぐらい昼夜にわたって
地球を照らすことになると言われています。
地球からの距離は640光年ですが、これほど地球に近い距離で
超新星爆発を観測したことがないので、その影響は不明です。
爆発するとベテルギウスの「地軸」に沿って、放射線(ガンマ線)が
ビームのように放たれます。
もし、このビームが地球を直撃すれば、オゾン層を完全に破壊し、
生命は絶滅すると言われていますが、幸いベテルギウスの地軸は、
地球の方向より20度ほどズレているので一安心。
640光年の距離なので、もうすでに爆発しているかもしれません。
世紀の天文ショーになるので、生きているうちに見たいですが、
何かの拍子で地軸が地球に向かないことを祈ります。