acasスタッフブログ
HOME > acasスタッフブログ > 間違いから学ぶ
比土平
雅彦
Masahiko Hidohira
間違いから学ぶ
2012.02.04
金曜日担当の比土平です。
先日とあるブログで気になる記事を見つけました。
簡単なテストを終えた子供達(5年生)の半数には、
知性を褒め、
残りの半数には努力を褒めたところ、
その後の子供達に違いが現れた、というものです。
次に、この二つのグループに、難易度の低いテストか高いテストのどちらを受けるか選ばせたところ、知性を褒められたグループは簡単な方を、努力を褒められたほうは難しい方を多く選んだそうです。
続いて少しだけ難易度の高いテストを受けさせたところ、
知性を褒められた方はすぐに挫折する子供が多く、
努力を褒められた方は粘り強く頑張ったとか。
その後、自分の点数より高かった答案か、
低かった答案のどちらを見たいかと聞いたところ、
知性を褒められた方は低い答案を、
努力を褒めた方は高い答案を、
選ぶ傾向が出たそうです。
そして最後に、最初のテストと同じ難易度のテストを受けさせたところ、
努力を褒められた方は30%のスコアアップ、
知性の方は20%スコアダウン、
という結果になったそうです。
知性を褒められた方は、自尊心を守る方向に行ってしまい、間違いから学ぶという最も有益な学習方法から避けさせてしまったという分析がなされていました。
嫌な思いをしたくないから逃げてしまう、
これは子供の教育というだけではなく、
自分に置き換えても考えるところがありました。