acasスタッフブログ
HOME > acasスタッフブログ > 100万回生きたねこ
二川
健一
Kenichi Futagawa
100万回生きたねこ
2012.02.17
木曜日担当の二川です。
先日、次女の幼稚園の生活発表会に行った。
「100万回生きたのねこ」という劇で、次女はナレーターを兼ねた天使の役。
「100万回生きたのねこ」は題名は耳にしたことがあるが、まったく知らなかった。
「絵本の名作」と呼ばれることも少なくないらしい。
一匹の猫が輪廻転生を繰り返し、ある時は一国の王、ある時は船乗り、
その他、どろぼうやサーカスの手品つかいにと・・・100万回生まれ変わっては、
様々な飼い主のもとで死んでゆく。
100万人の飼い主は猫の死にひどく悲しんでいたが、当の猫はまったく悲しまなかった。
主人公の猫は、飼い主のことが大嫌いだったのだ。
ある時、野良猫となって一匹の白猫と出会い、恋に落ち結ばれた。
そして時がたつと、白猫はたくさん子供を産み、年老いてゆき、やがて猫の隣で動かなくなった。
そこで猫は初めて悲しんだ。100万回泣き続けた。
そして猫も、とうとう白猫の隣で動かなくなり、それ以後生き返ることはなかった。
「せつない」とも「あーよかった」とも思える不思議な物語だ。
先生がユーモアのある男性で、途中のダンスのBGMは斉藤和義の楽曲だったり、
どろぼう猫の子分が、なぜか「家政婦のミタ」で、もちろんセリフは「承知しました」。
笑いあり、感動ありでけっこう楽しめた。