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二川
健一
Kenichi Futagawa
好きな映画-④
2012.04.26
木曜日担当の二川です。
これまでで一番印象に残っている映画は、13年ほど前に見た
「ライフ・イズ・ビューティフル」という映画です。
そのあらすじは、
親子3人で幸せに暮らしていたユダヤ系イタリア人の一家が、
ナチの強制収容所に入れられてしまう。
絶望と死を目の前にしながら父親は幼い5歳の息子を守るため、
そして恐怖を味あわせないよう、懸命に楽しい「嘘」を付き続ける。
「これはゲームなんだ」、「軍服を着た悪者にみつからないように
かくれんぼをして、最後まで見つからなければ、ご褒美に
本物の戦車がもらるんだ」
「泣いたりママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば
点数がもらえて、1000点たまったら本物の戦車に乗って、
家に帰れるんだ」などなど。
息子はそれを本気にしてゲームを楽しむ。
父親が毎日過酷な肉体労働に駆り出される間、独り部屋に残った
息子はベットの上や下に隠れては「今日も見つからなかったよ」と
けなげに報告。父親は疲れて戻ってもそんな顔は見せずにそれを褒めて、
自分の昼食を残して息子に与える。
妻が同じ収容所の敷地にいることを知って、放送室に忍び込み、
妻が好きな音楽と、愛しているというメッセージを送る。
それを聞いた妻は、夫からの愛情と勇気をもらう。
これ以上は、内容は書かないでおきます。
ユダヤ人大虐殺という残酷さと家族の深い絆と愛情。
この両極端なコントラストで、憤りと温かい気持ち
が入り混じった、複雑な感情になったことを覚えてる。
この映画を見たのは独身時代だった。
子供をもった今は見るのがつらそうであるが、
久しぶりに見てみたくなった。