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理想の住宅 比土平

2012.07.21

金曜日担当の比土平です。

今思う理想の住宅はやはり、
フィリップ ジョンソンのタウンハウスです。

内部と外部のゆるいつながりが、
気持ち良さそうです。
おそらく雨の日も、
ぼーっと中庭を眺めてしまうような、
そんな楽しさを想像します。

子供の頃はどうだったか?
父の仕事の関係で引越しが多かったので、
養ってもらっている間に、
7軒の家で暮らしました。
もちろん借家で、そのうち5軒が戸建でした。

その頃は、ぐるっと一周できる庭があれば、満足でした。
犬を飼っていたので、
ぐるぐる走るために必要でした。
狭くても行き止まりが無ければ、
エンドレスです。

間取りとしては、
今思えば、非効率的なスペースがある家が好きでした。

階段廻りの1.5畳ほどだったと思うのですが、
廊下よりは幅が広く、
かと言って部屋にするほどではなく、
でも窓あったり、
結局使わなくなった椅子を置いたのですが、
これがなんとも居心地のいい空間になりまして、
よく座って、ぼーっとしていました。

限られた面積を、
いかにうまく設定するかは、
設計者としてはとても重要な仕事ですが、
好きにすれば、
もしくは、
詰めが甘かった?
空間には豊かさを感じました。

もうひとつ、
自分の部屋までの無駄に長い廊下は、
僕は一人だ!という感覚と、
何より母の足音が聞こえてからの
到達時間が稼げるというところも、
よかったように思います。

親になってからは、
個室へのアクセスはリビングインが良いと思うようになりましたが。

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カレーづくりが趣味なので、そんな事が多くなるかもしれません。数種のスパイスをテキトーに調合し、キーマカレーやチキンカレーをつくっては喜んでいます。

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