杉谷です。

毎週金曜ＰＭ11：30～の「未来シアター」

昨年秋ごろから見始めるようになり、今は毎週ほぼ見ている。

この番組では、「革新者」が取り上げられる。

『革新者』＝「失敗を恐れずに世の中を変えようとしている人」

先日は桐箪笥職人の田中英二氏。

近年では物置の片隅に眠ることが増えた桐箪笥。

そんな桐箪笥を大胆なアレンジと繊細なテクニックで現代によみがえらせる。

桐たんすの老舗に生まれた田中氏は25歳で家業についたが、

お客さんの顔が見れない分業性に疑問を抱き、

「自分で作ったものを自分で渡したい」という、

その思いから独立。

桐箪笥をお持ちの方の多くは、嫁入り道具として持たせてもらったものが多い。

愛情の詰まった箪笥を親から子、子から孫へと代々受け継ぐ、

そんな家族の絆を受け継ぐお手伝いをしたいと、

日々、桐箪笥と向き合っていらっしゃる。

人と向き合うことでのみ感じる大きなやりがいを感じたいと、

私の学生時代の友人も家具職人として独立した。

共通するものは、「お客様のために」

未来シアターを見ながら、

いつかその友人に絆を受け継ぐ家具を造ってほしいと思った。

そして、私自身も夢や絆を受け継ぐ建物を創造したいと再認識させてもらった。