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二川
健一
Kenichi Futagawa
試験練り
2013.04.04
木曜日担当の二川です。
本日、現在工事監理を担当させて頂いている神戸の分譲マンションプロジェクトの
コンクリートの試験錬りに立ち会った。
2か所のプラントにおいて、それぞれ4種類のコンクリート強度について試験を行った。
試験錬り計算書にしたがって、粗骨材、細骨材、セメント、砂、水などの量を計量。
その数値は1gの誤差も許されない。
そして、ミキサーにかけて混ぜ込んだ生コンのスランプ、空気量、単位水量、塩化物量などを調べて
指定の許容範囲内であるかを確認。
同時に1週、4週強度の破壊試験テストピースを採取。
単位水量は高周波加熱装置(電子レンジ)で加熱乾燥し、その質量の変化から乾燥量を割出して求める。
この試験練りで指定された値と強度が確認されれば、とりあえず実際に現場に
同じ性能のものが搬入されているということになる。
もちろん、現場に搬入時において、再度、スランプや空気量、塩化物量などを確認する。
試験錬りに立ち会うと、コンクリートの品質の重要性を再認識すると同時に、
コンクリートがより身近に感じられる。