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二川
健一
Kenichi Futagawa
低炭素建築物認定制度 by二川
2013.10.03
木曜日担当の二川です。
昨年の12月から施行されている「低炭素建築物認定制度」。
認定を受けるメリットとしては、住宅ローン減税の最大排除額が10年間で
一般住宅と比べ100万円引き上げられること。
また、低炭素住宅に認定されることによって、建築する際に定められる容積率の緩和措置や、
登録時の税率の軽減などの措置を受けることができる。
認定に必要な審査の項目は以下の8つある。
①節水に資する機器を設置している
②雨水、井水等の利用のための設備の設置
③HEMS(ホームマネージメントエネルギーシステム)
④太陽光発電+蓄電設備
⑤ヒートアイランド対策
⑥住宅の劣化の軽減に資する措置
⑦木造住宅
⑧高炉セメント等の使用
この中の2つ以上に該当すればよく、
あまりハードルとしては高くない。
容積率の緩和については、共同住宅においては適用できそうもない。
太陽光発電に関する設備において緩和できるとあるが、
太陽光発電設備で容積対象面積を消化するものはほとんどない。
その他は、コージェネレーションシステムなど、
あまり採用することがない設備が対象だ。
神戸市でヒアリングしたが、市内では低炭素建築物認定制度
を受けようした物件はまだないとのことだった。
手数料も手間もそれなりに掛るからなのか?
首都圏では多く事例があるらしいので、これから増えるかもしれないので
準備しておく必要がある。