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比土平
雅彦
Masahiko Hidohira
ガウディの一面
2013.10.26
金曜日担当の比土平です。
海外研修の準備を進めています。
今回はバルセロナなので、
まずはガウディです。
銅板を加工し鍋などを作る銅細職人の父のもと、
5人兄弟の末っ子として生まれましたが、
この年に長男次女が、相次いで亡くなってしまいます。
幼少期は病弱で、
リウマチも患い、
苦労の多い少年時代だったようです。
ただ、他の子供のよりも体を動かす事が苦手だった分、
動植物を見る時間が多かったことが、
自然をモチーフにすることが多いガウディの作風に、
大きく影響を及ぼしたようです。
建築家としてスタートする頃に、
母親とお兄さんを亡くします。
離婚調停中の女性の家に通い食事を共にし、
やっと離婚が成立するというところまで待ったのに(5年間も)、
その彼女は別の男性と結婚。
結局、生涯独身。
無謀な断食を試み死にかける。
一番弟子が自分より先に亡くなってしまう。
73歳で電車にはねられ、
その身なりから浮浪者に間違われ、
手当が遅れ事故から3日後に亡くなってしまう。
どんな人生を送った建築家なのか、
ちょっとでも知っていた方が、
建築を見る助けになりますが、
負の部分が多くて、
切なくなってしまいました。
死に様はあまりに有名なエピソードですが、
あらためて見ると、
装飾的な建築とは相反するような印象です。