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二川
健一
Kenichi Futagawa
TPとOP by二川
2014.04.04
木曜日担当の二川です。
測量図などでよく目にするTPやOP。
T.PとはTokyoPeilの略で東京湾平均海面のこと。
日本の「標高」は、
この東京湾の平均海面を 0.000 として決められている。
東京都千代田区永田町に基準点をが設置されてあり、
当地の現在の基準高さは TP+24.4140 となっている。
関西圏ではO.P(大阪湾最低潮位)を使うことが多い。
基準点は茨木市福井にあり、基準高さは、OP+64.0661。
大阪湾の最低潮位の方が東京湾の平均潮位より約1.3m低い。
最低の潮位と平均の潮位の差なので、1.3mの差になっているが、
平均潮位同士で比較すると、大阪の方が数十cm高いらしい。
測量図や各行政にある道路台帳、上下水台帳に
記載されているレベルが、
TPとOPのどちらを基準にしたレベルを
記載しているか注意が必要だ。
また、TPとOPをどちらかに換算する場合、
一概に1.3mではなく、
1.2m~1.4mの差があるので、要注意だ。
その他、YP(四日市港基準面)やKP('神戸港修築工事基準面)など
各所に基準標高高さがある。
狭い日本、統一できないの?