acasスタッフブログ
HOME > acasスタッフブログ > ションベン横丁 by二川
二川
健一
Kenichi Futagawa
ションベン横丁 by二川
2014.04.24
木曜日担当の二川です。
先日、実家に帰る際に阪急十三で降りた。
3月6日ションベン横丁の大規模火災から50日あまり。
まだがれきのままで、焦げ臭い匂いが漂っていた。
今月中に撤去工事が開始されるらしいが、
再建の壁は高いようだ。
狭い道路に店が軒を連ねていたが
普通に再建しようとすると、道路拡幅が必要となり、
店の面積が半分に減ってしまうことになる。
2002年の法善寺横丁の事例を見習い、
大阪市の「連担建築物制度」を適用して、
「道路」を「通路」とみなし、拡幅しない方策を探っているようだ。
しかし、同制度は借地権全員の同意が必要で、
建物の耐火性能も求められるので、きびしい状況のようだ。
一度家族で焼き肉店に行ったぐらいだが、
実家から自転車で来れる距離で、
見慣れた風景だったので、ある種の喪失感があった。
事象は違うが、我々の仕事も「見慣れた風景」を変えること、
そして「見慣れた風景」を創りだしているのだと改めて思い
責任の重さを痛感させられた。