二川です。

先日、神戸ポートタワーが国の有形文化遺産に
登録するというニュースがあった。

神戸ポートタワーは1963年に建てられ、
高さ108mの展望用のタワー。
1ミナト神戸のシンボルとしての価値に加え、
日本初の鋼管パイプを使った構造や、
中央がくびれた鼓型の
斬新な意匠などが評価されたという。

ふと、サグラダ・ファミリアの
ガウディ博物館で見た模型を思い出した。
ガウディのデザインの根底にある
自然が作り出す直線や曲線の
組み合わせについて説明するもので、
何本かの垂直の線を円形に並べ、
それをねじることで「直線から曲線を創る」
というものだった。

神戸ポートタワーは色合いは真っ赤だが、
自然と風景に溶け込んでいる要因は
そのデザインコードにあるかもしれないと思った。