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想定
2014.10.14
加藤です。
全国に様々な災害をもたらした大型台風が通り過ぎました。
幸いにも大阪は大きな被害がありませんでしたが、
昨日、JR各線は16時ころには運休を取止めていました。
あらかじめ防災対応をきめておく施策「タイムライン」と
よばれるものらしいです。
「なにかあってからでは遅い」との対応措置でしょう、ただ、
台風の勢力が想定より小さかったのでは、と感じています。
何事においてもそうですが、建築設計を行う上でも様々な
想定をします。しかし、その想定も限界があります。
例えば上に書いたように、地震と想定外の津波同時発生。
大地震と暴風の同時発生、大地震と大雪の同時発生等。
また、火災時の二方向避難などは、2か所同時発火を
想定していません。
建築設計においては、同時に災害等が発生する場合を
想定してないのが現状です。
過剰な想定を行なう事は、コストに跳ね返ってきます。
しかし、避難、安全を確保するためには想定外を想定する必要が
あります。限りあるコストの中で、最大限の想定を行うのが
我々、建築設計に携わる者の使命だと思い、業務に励みます。