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二川
健一
Kenichi Futagawa
探査機ロゼッタ by二川
2014.11.14
二川です。
欧州宇宙機関が打ち上げた探査機「ロゼッタ」が
10年間の宇宙の旅を経て
チュリュモフ・ゲラシメンコという彗星に到達し、
着陸機「フィラエ」を着陸することに
成功したという今日のニュース。
彗星に着陸する人類初という快挙に
ヨーロッパではライヴでパブリックビューイングが
上映されるほどで、歓喜に沸いているらしい。
現在、地球から約4億8000万kmにあるこの彗星。
たどり着くまでの移動距離は66億km。
彗星のスピードは時速10万km。
銀河鉄道999かよ、とツッコミたくなる
数字がならぶ。
面白かったのが、太陽電池の節約のため、
2011年6月から 3年弱冬眠状態だったということと
加速のため地球と火星の重力を利用する
スイングバイをしている途中に
地球に接近する要注意彗星に間違われて
仮符号が付けられたという珍事。
今回の探査機は来年の2015末ぐらいまで
彗星で調査活動をするが、
地球に帰還しないという。
今回のニュースをみて、小惑星イトカワから
微粒子を採取して奇跡的に地球に帰還した
探査機「はやぶさ」を思い出した人も多いと思う。
今月末に「はやぶさ2」が打ち上げられる。
2018半ばに目的の彗星に着陸し、
2020末に帰還する予定とのこと。
無事に帰還することと、新たな大発見を期待したい。