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二川
健一
Kenichi Futagawa
施工図チェック by二川
2014.11.20
二川です。
工事監理をさせていただいている神戸のマンションプロジェクト。
現在、基礎・1階スラブの施工図をチェックしている。
規模が大きく、高低差も複雑にあるので、けっこう神経が磨り減る。
基礎ピット内には、排水管、給水管、ガス管、電気配線、雨水管、通気管など、
幾多の設備配管が入り組んでいる。
壁や梁をスリーブを入れて貫通することになるが、
その位置というのは、構造上の制約がある。
スリーブどうしは直径の3倍以上離隔することや、
柱からは300mm以上離隔するなど、
思っている以上に貫通可能な位置は限られてくる。
そのルールを厳守し、施工性、メンテナンス性を考慮しつつ、
最適なルートを見出していくことは、かなり熟練を有することだと思うので、
いつも感心させられる。
人間の体に例えると、「構造」は骨格、「設備」は血管で、
建物に命を注ぐ匠だと言われる。
「健康」で「長寿」な建物。
そんな当たり前のことをしっかり意識しながら
取り組んでいこうと思う、今日この頃。