金曜日担当の比土平です。

年始の海外研修も近づき、

どこを見るのか社内で検討しています。

また、ポートランドでは加藤氏、遠原君、

シアトルでは、

また加藤氏、

そして杉谷君と同部屋となり、

全員が初同室なのでこれも楽しみです。

私はいびきがうるさいらしく、

私と同室になるのは罰ゲームのような感じになっており、

部屋を決めるアミダくじの時に、

心で泣いている私の事を誰か気付いているのでしょうか。

海外研修を経験し一番感じているのは、

土着的な建築の方が印象的で面白い、

と言うことです。

どこにでも有り得るデザインよりも、

ここだから見ることができる建築の方が、

面白いということです。

行く前は建築雑誌で見た有名建築家設計の有名ビルを目当てにしていたものの、

現地に行くとそれよりも昔ながらの住宅街や、

教会の方に魅力を感じてしまう事の方が多いです。

そこでしかない建築にはそこにあるべき理由があって物語もあり、

また見慣れたものではないという事もあり、

当然のことかもしれないのですが。

ただ、これを何カ国も研修に行き実体験として感じたというのは、

私にとって大きな財産です。

これを実感してからは土着的なデザインは何か、

を考えて提案させていただいております。

今工事監理させていただいている物件も、

また現在デザイン提案させていただいている物件もです。

その土地の特性は何か、

どんな時間を経て今に至るのか、

を考えこの土地ならではのデザインを提案したいと思っています。

抽象的なコンセプトでさらっと見ただけでは土着性が濃くはないかもしれませんが、

ここだからこうなんだ、

と感じてもらえるような建築を目指しています。