acasスタッフブログ
HOME > acasスタッフブログ > BIMに熱中!?
杉谷
泰
Yutaka Sugitani
BIMに熱中!?
2014.12.15
杉谷です。
西宮市のある小学校で「未来予想図」という特別授業が開催された。
同小の卒業生が先生となり、職業経験にもとに在校児童に授業を行う教育だそうで、
先日の授業の内容は「建築設計とはどんな仕事?」という内容だったそうだ。
当小学校をBIMモデル化したものをベースに子供たちはどういった興味をしめしたのだろうか。
普段からゲーム機などで3Dの世界に慣れ親しんでいるせいか、
マウスを手に取り、画面の拡大・縮小などを始め、
BIMソフトですら簡単に攻略してしまったようだ。
授業の中で、
「将来、建築家になりたい人はどれだけいるのかな?」の問に対して、
当初手を挙げたのは、たったの1人だった。それも親が建築の仕事に就いている子だった。
一方、「お医者さんになりたい人」の問いでは、半分くらいの児童が手を挙げた。
授業を通して、子どもたちは建築家という仕事に徐々に興味を持ち始め、
目が輝いていくの様子がうかがえたそうだ。
そして授業の最後に
「将来、建築家になりたい人」と聞くと、
授業の冒頭とは打って変わって半数近くの子どもが手を挙げた。
そしてついに、BIMは小学校の教室でも使われることになったそうだ。
その結果、BIMは子どもたちが日ごろ目にする機会が少ない
建築家とその仕事についての関心を多いに高めることとなった。
建築という仕事が子供たちとこんな風に関わり合いができれば、
業界の底上げにつながると感じずにはいられない。
弊社でもこんな企画ができればと共感し感銘を受けた内容だった。