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通と筋

2014.12.17

加藤です。

 

 大阪市内に住む若しくは通勤している人であれば、

当たり前の話ですが、

市内には「通」と「筋」がある。

 

 東西の道を「通」、南北の道を「筋」と呼び、

江戸時代は「通」が大坂城に向かう表(オモテ)の道であり、

多くの商家が「通」に面して正面を向けていた。

反対に「筋」は、その商家の塀や壁等が連なる道という印象だった

ようだ。

 

 明治以降、市電や自動車文化の発達と共に南北の筋が拡張され、

メインストリートとなった。

市内のあちらこちらに残る近代建築の多くが、御堂筋や堺筋等の筋

に面しているのはそういった為である。

 

 大阪市内物件の業務に携わることがある。

漫然と見ていた道路にもいろいろな歴史がある事を実感しながら、

今後は、業務にどう生かそうかと思案しています。

 

 

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