acasスタッフブログ
孤独感はなかったランチタイム
金曜日担当の比土平です。
先日現場に向かう道中の事です。
現場の最寄駅に着いたのが正午を過ぎた頃でしたので、
昼食どうしようかな、
と駅ビルの中で立ち止まりました。
約束の時間まで食事だけでは時間があまりそうなので、
食事後そのまま図面のチェックでもしようと考えました。
となると、
ラーメン屋さんではまったりできないな、
うどん屋でもちょっと難しいだろうな、
ハンバーガー屋さんの机は塩まみれだしな、
こんな時はやっぱり喫茶店なのか、
いつも通り過ぎているあの喫茶店に行ってみようとなりました。
入って見ると40席ほどの広さでお客さんはゼロでした。
おや、
と思いながら席に着きました。
するとニコリともしない女性が注文を聞きに来ました。
なるほど、
これが理由なのかなとちょっと違和感を感じました。
ほどなく注文したカレーが来たので食べ始めると、
厨房からズズズー、ズズズー、
と蕎麦をすする音が聞こえてきました。
なるほど、
繁盛してないと飲食店の店員さんもランチタイムにランチできるんだ、
と知りました。
昔飲食店でバイトしていた時にはこんなことなかったな、
と10代後半の記憶が蘇りました。
ズズズー、
ズズズー、
の音を聞きながら、
この店のメニューには麺類では焼きそばしかないんだ、
じゃあ時々行ってるあのうどん屋さんかな、
とか考えながら明らかにレトルトのカレーを食べ終えました。
私が食べ終えるとズズズーも終わりました。
ああ、うどんを食べようとしたその瞬間に、
私は入店してしまったのか、
だからニコリともしてくれなかったんだろうか、
と考えているとコーヒーを持ってきてくれました。
まあ、
コーヒー飲みながら図面チェックしようかな、
と思い図面を開こうとした瞬間、
ゲフッツ!
え!
二川君もう来たの?
と思いながら顔をあげるとそのニコリともしなかった女性が、
お冷を片手に仁王立ちしていました。
ま、まさか、
客の前でゲップしちゃうんですか?
いや、つい漏らしてしまうこともあるな、
つい出ちゃったんだろうな、
と思いながらまた図面を見ようと目を落とすと、
ゴクッゴクッゴクッと喉を鳴らしながら水を一気に流し込みました。
あっそんな飲み方したらまた漏らしてしまうかもしれませんよ、
と心配した瞬間、
ああー、
って声をだしてからゲフーとゲップをなさいました。
なるほど、
さっきのも漏れたんじゃなく出したんだ。
客の前でも御構いなしなんだ、
すごいな面白いな。
舌を噛み笑いを我慢しました。
このお店の近所の、
ラーメン屋さんもうどん屋さんもハンバーガー屋さんも、
この時間帯は混んでいるのに、
ここだけなんで私しか居ないのかよくわかりました。
うまくいかない時は運のせいにしたくなりますが、
やはり起こることには理由があるんですね。
大したオチもないまま本日のブログは終了しますが、
仕事は楽しまないといけないな、
毎日を精一杯生きようと一人誓いました。