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トヨタ「ミライ」 by二川

2015.02.05

二川です。

 

昨年末の発売されたトヨタの「ミライ」。

燃料電池車(FCV)という、タンクに積んだ水素と空気中の酸素を

化学的に結合させて発電して走る画期的なシステムを搭載。

水素は水しか出さないので「究極のエコカー」と称されている。

燃料電池車は古くから構想はあり、世界中の自動車メーカーが市販を目指して

開発していた。

しかし、水素の貯蔵の技術などの問題から、なかなか実現できず、

不可能まで言われていた中、急にトヨタが市販を発表し、世界中が驚いたようだ。

<img alt="" class="alignnone size-medium casino online wp-image-7531″ height=”225″ src=”https://www.acas.co.jp/wp-content/uploads/ミライ2-300×225.png” width=”300″ />

価格は723万6000円だが補助金で実質500万前後。

水素は6500円程度で3分で満タンにでき、約650キロの航続距離をほこるという。

しかし、水素のステーションに整備に5億円程度かかり(ガソリンスタンドは1億程度)、

なかなかインフラ整備が進まないという問題がある。

また、クリーンエネルギーを謳いながら、水素の製造工程でけっこうCO2を

排出すると言われているらしい。

 

電気自動車は充電料金は安いが、航続距離は200キロしかなく、

充電にかなりの時間がかかる。

燃料電池車(FCV)と電気自動車を比べると一長一短な部分があると思う。

今のところはハイブリット車に軍配があがるようだ。

 

しかし、一歩を踏み出したことと、燃料電池車(FCV)に関する特許を無償開放したという

企業体制に感心する。

 

水素といえば爆発するとイメージがあるが、安全性にはかなり配慮されているようだ。

その安全性を確保するため、タンクの形状がガソリンタンクのように扁平型などにできず、

円錐形のいわゆる「タンク」の形にしかならず、デザインに大きく影響するみたいだ。

しかし、好き嫌いはあるかもしれないが、ミライはその制約を利用し、

一目でそれとわかるデザインとしてうまくまとめていると思う。

 

建築も性能とデザインの両立やせめぎわいの場面が多い。

与えられた条件のなか、最大限追及することの大事さを改めて考えた。

 

 

Profileプロフィール

アバター画像 関東エリアマネージャー 二川 健一
生まれも育ちも大阪市内。40代の娘二人を持つパパです。仕事・プライベートでの出来事において、建築・デザインに通ずることを自由にアップさせて頂きます。

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