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杉谷
泰
Yutaka Sugitani
住まい
2015.02.17
杉谷です。
どんな住まいが最適だろうか。
究極は、一緒にいて居心地のいい人と
いかに暮らすことができるかにつきるように思う。
家は、そのための箱であり、物でしかない。
居心地のいい人と一緒にいれば場所は関係ない。
建築をデザインすることの意義はどこにあるのだろう。
社会的使命は何か。
建築の可能性は何か。
建築を志すものの永遠のテーマだ。
当然ながら、
建築の社会的使命は、何よりもまずは命と財産を守ること。
でも、それだけなら建築家はいらない。
天災や災害でも壊れない建物をつくれば命と財産は守れる。
でも、住まいとしての美しさは欠如し、住み心地もいいとは言えない。
建築家の役割は、より安全にそして快適に過ごせる空間を創造し、
そこに美しさを追求するということになる。
そして、その追求した意義のある空間を
世に創出するのが建築家の使命ではないか。
ふと、目の前の書類整理をしながら、そんなことを再確認した。