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杉谷
泰
Yutaka Sugitani
行動観察
2015.02.23
杉谷です。
先日の社内木鶏会の内容。
マーケティングの新しい手法、「行動観察」。
その名の通り対象となる場に出向き、
そこで行われている行動や言動を観察しその場の人々の
思いに耳を傾ける。そこから得た事実と気付きをもとに洞察し、
新たな手を打ち、新しい価値を生み出す手法の事だそうです。
著書のこれまでに手掛けられた案件の一つに、
大阪の紀伊國屋本町店のリニューアルがあるそうです。
来店客の行動観察をもとに、店内でカウンターにもたれながら
本を読める「ちょい読みコーナー」を提案されたそうです。
これは従来、本を選ぶ場であった書店を、
本と出合う場にリフレームしようというものだったそうです。
店長の賛成は得られたものの、スタッフの方からは、
「お客さんが居着いてしまう」「メンテナンスの手間がかかる」等々、
反対もあった。それでも諦めず、粘り強く交渉を重ねて
設置に漕ぎ着けた結果、売り上げアップに貢献することができた
そうです。何より大きな収穫は、書店の社員に
「新しいことに挑戦することの意識」が根づき、
職場の文化自体が大きく変わったこと、だったそうです。
行動観察で大切なマインドセッションは3つあると言われています。
1、チャレンジ精神 2、前向きさを失わない 3、他己実現。
今までとは違う新たなステージへチャレンジする精神、
チャレンジで困難にぶちあたろうとも前向きでいること。
そして、自分以外の他社の自己実現を助けたいという欲求。
我々の仕事はこの他己実現欲求の塊からなる仕事だと思います。
他己実現の精神が個人から会社、
そして社会へと我々の仕事を通じて発信されるような、
そんな仕事を心掛けたいと改めて感じます。