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違和感
2015.09.17
加藤です。
先日、わたしが住む団地の自治会から回覧版が回ってきました。
内容は、近隣小学校の通学路上にある樹木の伐採についてでした。
その学校の通学路は公園の横を通るのですが、樹木が生い茂っていて
秋になると大量の落ち葉が通学路を覆います。
通学路には階段もあり、濡れた落ち葉で足を滑らせ怪我をした児童がいるので、
樹木を伐採してしまうということです。
地区の保護者から学校に連絡があり、学校から市の公園課へ何度か
樹木の管理について問い合わせをしたようです。
市側もようやく重い腰を上げた状態ですが、いままで何もしなかった事に
一つ目の違和感を感じました。
造成された公園に植えられた樹木ですが、40年近く経過しているので
そこそこ大きな木になっています。
児童が怪我をするのは安全上問題ですが、それだけの為に伐採してしまう
ことについて、二つ目の違和感を感じました。
落ち葉を踏んだ時の感覚や、音などは児童たちの五感を非常に刺激するもの
であると思います。それを安全上の理由で簡単に伐採してしまってよいのでしょうか。
しかし、大人でも濡れた落ち葉で足を滑らせることは大いにあることなので、
注意が必要でしょう。
落ち葉の処理については、誰が行うにしても、どのように処理をしてもコストがかかります。
どうすれば皆が笑顔で丸く収まるのでしょうか。
などをつらつらと考えながら、回覧板を隣家へまわしました。
イメージです。
木を残すことは、そこを通る人たちの記憶も残ることになると思います。
切ってしまえば、記憶は忘却の彼方へ行ってしまいます。
安全と人の記憶、どちらを優先すべきかは比較するまでもないですが、
何か寂しさが残る感覚があるのも確かな記憶です。