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比土平
雅彦
Masahiko Hidohira
色の意味
2015.12.13
金曜日担当の比土平です。
気が付けばもう日曜日。。。
リラックスし過ぎてしまいました。
上の写真はメキシコの建築家ルイス・バラガンが、
70代の時に設計したギラルディ邸です。
安藤忠雄さんの住吉の長屋のように、
真ん中に中庭がある3階建ての個人住宅で、
玄関を抜け中庭横のコリドーから奥のダイニングルームにある水盤を撮っているものです。
住宅には取り入れにくい色でしょうが、
黄色の奥に青色の壁を見る幻想的な空間は、
竣工から40年弱たった今も姿を変えず住まわれているそうです。
外観はピンク一色。
日本人であれば林家ペーパー子さんを連想するところですが、
メキシコではブーゲンビリアであるようです。
バラガンは多色使いのイメージを持っていましたが、
白、ピンク、赤錆色、赤、青、黄色、薄紫、黄土色しか生涯使うことはなく、
それはメキシコの自然の風土の置き換えであったと、
「カーサ・バラガン 斎藤裕」で書かれてあります。
(赤錆色、黄土色はメキシコの大地、
薄紫はジャカランダの花の色)
身近なところから学ばなければならないと思った次第です。