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大坂城
2015.12.15
加藤です。
1年ぶりに大坂城を観ました。
秋晴れに白い外壁、緑青の屋根がよく映えます。
しかし、周囲の四角い建物に囲まれていると、その形の
異様さが目につきます。
都市の中に城がある事の意味はなんでしょうか。
本丸、二の丸、三の丸及び大きなお堀が残る大坂城ですが、
公園として整備され、人々の憩いの場となっていることには大きな意味があると
思います。しかし、城まで建てる必要があるのでしょうか。
姫路には世界遺産に認定されている姫路城があります。
伝統技術を現代に残そうという意義のもと、建替えしながら後世に継承していく
ことには大きな意味があると思います。
そこに大坂城があることに大きな意味があるのではないでしょうか。
レプリカであっても、人々の記憶には大坂城が刻み込まれています。
そういう大切な意味があると思います。
人々の場への記憶は、なにかしら形状に頼ることがあると考えられます。
ランドマークなどは良い例です。
我々のしごとは、人々の場への記憶を刻み込むものを造る仕事です。
建物が無くなっても、人々の記憶に深く刻み込むものを造っていきたい。