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みなでつくる方法
2016.01.12
加藤です。
昨年末に国立近現代建築資料館に行ってきました。
以前から気にはなっていたのですが、気軽に行ける距離ではないので
訪れるのが楽しみでした。
ちょうど建築家 吉阪隆正の展覧会を開催していました。
タイトルが「みなでつくる方法」です。
これは、行かねばと逸る気持ちを抑えつつ資料館に向かいました。
吉阪氏は戦後間もないころから設計活動を行い、コルビジェのアトリエで
2年間活動し、帰国後は早稲田大学に籍を置き、「U研究室」を創り、住宅、
学校、公共建築、まちづくりなどを手掛けてきました。
「みなが感激できる劇的な存在」を信じ、自立した個人が集まった集団の場を
つくり、「ことば」と「かたち」を積み重ね、対話しながら様々な提案、
アイデアが生まれてきました。
展示されていたドローイング、図面そして模型をみていると楽しみながら
「かたち」をつくりだしていて、ワクワクしてくる感覚が伝わってきました。
U研究室の様々な協力者たちと作り出した建築は、ひとに素晴らしい感動を
与えてきます。
我々の仕事はただ線を引くだけではありません。
色々な人達の思いをかたちにしていく仕事です。
そこには、「ことば」が必要です。「かたち」も必要です。
それぞれを対話させ、ちょっとしたアイデアを加え、
ひとつのものにしていく。
「みなでつくる」ことは我々の仕事には必要なものです。