acasスタッフブログ
設計させて頂く幅も拡がりました。
ご無沙汰しております、比土平です。
前回はいつ書いたのだろうと見返すと、3年も経っていました。
思い返すとこの3年で設計させて頂いた建築の幅も、構造や建築用途など、ずいぶん拡がりました。
なかでもスーパー銭湯は、以前には想像もしていなかった分野です。
そんなお仕事も、今はさせて頂いております。
このお仕事を頂くまでは、実はスーパー銭湯を利用したことがありませんでしたので、慌てて大阪市内にある数軒を利用しました。
そこからスーパー銭湯が好きになり、時間を見つけては身近なところで行くようになりました。
しかし、それではまだまだ良いものを見ないと良いアイデアは生まれない、ということで1泊2日で、埼玉→千葉→神奈川にある4施設を視察してきました。
大浦さんと2人、2日間ずっと一緒、しかも見学先はお風呂ということで、非常に濃い旅になりました。
お施主様から推薦していただいた施設もありましたので、4軒とも素晴らしいものでした。それぞれに個性があり、例えば、温泉宿の代わりになるほどの上質なサービスや木々に囲まれた露天風呂を提供していたり、非日常的な賑わいを演出していたり・・・。
そのなかでも驚いたのが、温活カフェというものです。
ご存知ですか?温活カフェを。
お湯に入るだけではなく、じっとしていても、じわっと汗ばむ程度に暖められた館内に、フリードリンク、TV、インターネット、本、リクライニングチェアがあるんです。そこで館内着に着替え、まったり過ごし、お風呂に入りたくなったら入りに行く、岩盤浴や、サウナ、それにレストランもあって、滞在したのは2時間程度でしたが、1日居れると感じました。
スーパー銭湯と一括りにできないことを知り、改めてコンセプトの大切さを感じました。
それ以上に、スーパー銭湯の可能性を感じました。
もっとリゾートとして、進化して行ける余地がまだまだありそうな、そんな感覚です。
今までにない価値を、何か見つけたいなあと思っています。