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杉谷
泰
Yutaka Sugitani
アート&カルチャーな国
2020.03.21
毎度そうですが、今回の初メキシコ研修も感動的で刺激的な研修となりました。
岡本太郎をインスパイアし、フリーダ・カーロを生んだメキシコシティ。
アートや建築、そしてファッションやフードにおいても、
今また新しいトレンドが生み出されています。
メキシコの芸術は20世紀の長い植民地支配に対する抵抗という意味合いもあり、
今日への発展を遂げています。
民族のアイデンティティーを打ち出すために、それまでの歴史や社会的権力を
反映した様式が特徴的です。
ヨーロッパの芸術に影響されることなく、自分たちの身の回りの生活や文化を
色濃く作品に反映させ、既成の芸術を模倣しなかったというのが特徴の1つ
といえるかもしれません。
また、発想の源の中には、アメリカ先住民の民族美術(衣装や宗教的なものまで)
なども関係していたようです。
メキシコの歴史を見ることで、なぜこれまでのアートが生まれたか、
なぜアートが発展してきたかという背景を知ることができました。
芸術は理解するのではなく感じるもの!(バラガンの言葉)
まさにバラガン建築も理解するものではなく、感じるものがそこにはあったと思います。
もし建築視察に海外へ行かれる際は、メキシコをお勧めします。