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京都建築巡り
先月、京都へ建築巡りに行きました。
過去のブログでも投稿をさせて頂いた大山崎山荘美術館に加え、京セラ美術館をメインに周辺建物を見学しました。
大山崎山荘美術館については、過去に投稿させて頂いていますが、開館25周年記念の特別展示「夢をめぐる」が開催されており、印象派の名作を堪能することができました。
大山崎から京都市内に移動し、左京区にある岡崎公園周辺へ向かいました。
岡崎公園周辺にはロームシアター京都、京セラ美術館、京都市動物園、みやこめっせ等の様々な施設があり、公園広場ではフリーマーケットが行われています。
また、周辺には景観に配慮された低層建築物が並んでおり、目的地に至るまでも楽しむことが出来、中でもTOKYU VACATIONS KYOTOや六絲水といった建物に惹かれました。
TOKYU VACATIONS KYOTO はホテルで、玄関アプローチが京都らしい佇まいになっており、このようなアプローチは狭小敷地でのマンション計画の参考となります。
六絲水 は飲食店兼結婚式場になっており、隣地には川が流れ、そこの川木は全て桜が植えられている。また、建物の向かいには岡崎公園や美術館等がある。
それらの自然や歴史的な建物に配慮し・溶け込ませたような外観である。
これらの建築物を見学し、京セラ美術館へと向かいました。
京セラ美術館は、日本で2番目の公立美術館として誕生した歴史的な建築物で、2019年に青木淳氏によりリニューアルされています。
館内は、白を基調とし大きな吹抜けとなっているので、とても広々とした空間が広がっています。
また、館内の通路や螺旋階段、玄関階段はインスタの撮影スポットとなっていて様々な年代の方たちが、思い思いに撮影を楽しんでいました。
インスタグラムのようなSNSによって建築物にスポットが当たることはとてもうれしく感じます。
このような光景を見ると建築の設計・デザインもSNSを意識した設計を行うことも一つのデザイン手法と感じます。
弊社では戸建ての設計もさせて頂いていますが、インスタグラムを見ていると、生活系のアカウントがとても人気で、間取りや住宅設備についての理想と実際の使用感について計画を担当した社名を公表してアップされています。
このように竣工後にSNSでの投稿を行うことが増えているので、それらを見据えた提案も行えるとより面白い建物を計画できると感じました。