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比土平
雅彦
Masahiko Hidohira
Y様邸新築工事 焼杉
2021.07.12
こちらの外壁には、焼杉板を採用しています。
大阪市内では特に、なかなか目にすることも少ないのではないでしょうか。
焼杉とは、文字通り杉を焼いたものですが、どんな特徴を持つ素材なのかご存じですか?
杉を焼き焦がすと、表面に炭化層がつくられます。
表層が炭化すると、火が回りにくくなり、延焼防止にも役立ちます。
また、炭化層は虫や腐食を防ぎ、外壁材の耐久性もアップします。
焼杉は天然素材なので、「○○年保証」なんて無いのですが、修繕サイクルが15~20年である新建材に比べると、メンテナンスフリーとも言われているほどなので、ずいぶん長持ちしそうです。
さらに、木自体が金属に比べると、熱伝導率も低い(ステンレンスに比べて1/200以下)ので、断熱性も優れています。
省エネルギーの観点からも、良い素材だと言えますね。
そして天然素材がゆえに、経年変化します。
焼杉に触れたところは黒くなります。
これらについての感じ方はいろいろあるでしょうが、私は風情があっていいなあと思います。
早いもので、来月引渡しです。
そろそろ、外構工事が始まります。