acasスタッフブログ
WOODRISE2021 KYOTO
こんにちは!飯田です!
最近は甘えびにハマっています。
私は刺身にして食べて、殻を出汁にして味噌汁を作ります。おすすめです。
皆さんは一日にどのくらいニュースを見ますか?
TVや新聞をはじめ、今ではアプリをインストールすれば手軽に情報を手に入れることができます。
以前は、あまり興味の持てないニュースは時間の無駄と感じていました。
直接関わりのない物でも、会話の種になったり、発想や考え方のヒントがあるのではと感じるようになりました。
様々なものを広く取り入れて、違う分野にも通ずるような考え方を心掛けたいと思います。
さて、少し前に中高層木造建築について考える機会がありました。WOODRISE2021というイベントです。
京都で開催されたので足を運んでみました!
近年様々な企業が中高層木造建築に注目しています。
その背景にはSDGsや脱炭素社会といった取り組みの影響もあると思います。
CO2排出量の削減が課題とされている社会で、CO2排出量の約40%を建築業界が占めているとされており、今後もその割合は上がっていくとされています。
そこで注目されているのが、中高層木造建築なのです。
今回は、WOODRISEにて出展のあった企業ブースを一部簡単に紹介したいと思います。
国際会館のアネックスホールにて、各企業の模型や取り組みがわかるとても有意義な場所でした。
梓設計さんのブースでは木造の部分が1/2のモックアップが展示されており、視覚的にもとても分かりやすかったです。
実際に近い形で肌で感じることができました。
こちらは、熊谷組×住友林業さんのブースに展示されていたモックアップで、耐火の仕組みをわかりやすく説明していただきました。
資料などでは各企業の耐火に対する取り組みで拝見する機会があったのですが、まじまじと近くで見ることができたのでいい機会だったと思いました。
大林組さんのブースでは横浜で行われている全木造の自社の研修施設について現場写真を交えてご説明頂きました。
ハイブリッド工法で各企業が検討している中、採算を度返しで取り組んでおられる貴重なお話が伺えました。
三菱地所グループさんのブースでは、自社の札幌の案件の話や、現時点で採算がとれる所はどこなのかなど未来だけではなく、今できる事をお伺いする事が出来ました。
様々な工夫を施して、木質化にも取り組んでおられるのがよくわかりました。
また、後日、事務所に来ていただいて改めてご説明していただく機会を設けていただきました。
コスト面や材料の話をはじめ、様々な資料を見せていただきました。
今回のイベントを経て、中高層木造建築について距離がグッと縮んだ気がします。
大手企業のように研究してという事はできませんが、今から、今しかできないことがあると思います。
社内でもこのことは共有しており、様々な可能性を模索しております。
設計者としてこのテーマにもっとうまく絡んでいけるように精進して参ります。
国土交通省の中大規模木造ポータルサイトにて、様々な情報が発信されています。
是非、ご覧ください。一緒に中高層木造建築について考えてみませんか。