acasスタッフブログ
金沢研修旅行
3/5~3/7の間、金沢へ研修旅行に行かせていただきました。
金沢には、日本を代表する建築家の作品が数多くあり、
世界的にその価値を認められています。
金沢駅に着くと迎えてくれるのが、荘厳な印象の鼓門です。
正面の写真はたくさんあると思ったので、あえて駅側から撮影しました。
金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージされており、2本の太い柱に支えられた門構えは圧巻でした。
金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されており、
納得の選出だと本物を見て思いました。
快晴の時に撮影できなかったのが少し残念でした。
この3日間、金沢の中心街を練り歩きました。
兼六園や金沢21世紀美術館、谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館、鈴木大拙記念館、茶屋街などなど巡り、
加賀屋や星野リゾート界加賀に宿泊させていただきました。
訪れた中で一番印象に残っているのが、金沢を代表する建築家である
谷口吉生さんが設計された、「鈴木大拙館」です。
建物は「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」とこれらを結ぶ回廊からなり、回廊の両側には「水鏡の庭」「玄関の庭」が配されています。
「思索空間棟」 と 「玄関棟」 の高さ方向の重なりが絶妙のバランスでした。
打ちっぱなしの外壁も、空と周辺の緑地と溶け込むように映えていました。
「思索空間棟」の周りには、「水鏡の庭」 があり、
ある一定の時間で、水景から水が「ちゃぽん」と湧き出て、水の波紋が水景に広がります。
鈴木大拙の仏教観を波紋状に伝承させているような印象を受けました。
背景の緑と打ちっぱなしの外壁、石張りの壁、水景が調和しており、
一息ついて瞑想したいときはとっておきの空間だと思います。
本物を見ると自分自身の感性も養われるような気がします。
今後も自発的に見学会を実施したいと思いました。