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遠原
一聖
Kazumasa Tohara
藤田美術館見学
2022.10.22
約3ヶ月に一回のペースで弟と二人で建築見学会を開催しており、
先日、藤田美術館へ見学に行ってきました。
明治時代に活躍した実業家 藤田傳三郎氏とその長男 平太郎氏、次男 徳次郎氏が、
明治~大正時代に収集した東洋古美術品を保存展示している美術館です。
旧美術館は施設老朽化のため、2017年6月に一時休館されましたが、
今年の4月に建物が建て替えられて全面的に刷新されました。
通りに面して全面ガラス張りとされており、開放的で明るいファサードです。

旧美術館に使われていた素材が、シンボル的に随所に使われており、
新しさの中に、伝統と記憶が引き継がれている空間となっていました。

展示室への扉は、藤田家邸宅の蔵だった旧美術館の扉を活用されているそうです。
ちなみにリュックを背負っているのが弟です。
展示室内の照明は暗めな印象ですが、展示物が照明で照らされていたので
浮かび上がるようでした。

大獅子の屏風も照明のおかげでより迫力がありました。
展示室を抜けると、日本庭園を望める部屋に入ります。
弟曰く、インスタ映えスポットになっているそうです。


藤田邸の蔵だった旧美術館で使われていた窓が継承されていました。
窓から見える緑がインスタスポットのようです。
モノトーンの奥に緑が見えることで、木々がより鮮やかに見えます。
展示品の見学が終わると、エントランスに戻るのですが、内部には「時雨亭」と言われる
茶室がエントランスに面して造られていました。

老朽化した建物を解体し、新築するだけではなく、旧美術館で使われていた素材を
随所に再利用する建築は、記憶と伝統を引き継いでくれます。
人々の記憶を紡ぐ建築が増え、懐かしさを感じながら会話が生まれるような
社会を目指したいと思わせていただいた見学会でした。
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