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二川
健一
Kenichi Futagawa
変わるもの、変わらないもの
2023.03.13
弊社の横浜オフィスの近くにあった「横濱ビル」というビルが解体されました。
そのビルは1950年竣工で地上6階・地下1階建てですが、横浜市内で太平洋戦争後に初めて
建設された高層ビルです。
戦争で焼け野原となり、米軍の接収を免れたわずかな土地に建てられ、約70年以上復興の
シンボルとして親しまれてきた歴史あるビルでした。
跡地にはホテルなどの複合施設の再開発が進められるとのことです。
横浜オフィスに赴任して7年弱ですが、見慣れた歴史的建造物がまた一つ姿を消すのは
やはり残念です。
解体前と解体後を見比べると建物一つで大きく景色が一変するのを改めて実感しました。
関内駅周辺も大規模な再開発が進んでおり、関内エリアの街並みもどんどんと
様変わりしていきます。
そんな中、変わらないものと言えば事務所の近くに咲く早咲きの桜。
寒緋桜(カンヒザクラ)と呼ばれ濃いピンク色でふっくらと丸く密集して咲くさまは
通りゆく人々の目を引いています。
2月下旬から咲き始め、馬車道・関内エリアによく見られる桜で、毎年変わらず街を彩り、
一足早い春の訪れを知らせてくれます。
変化の中にも、守り、受け継ぎ、後世に伝えるということを忘れてはいけないと
改めて考えさせられました。