子育て施設付き賃貸マンションの「hatt緑地公園」のお引き渡しを、先月させていただきました。
子育て施設の方は、今年の７月オープンを目指し、現在準備中です。
いろいろあって、お母様方には喜んでいただけるのではないでしょうか。

外観ですが、ベースは45二丁タイル貼りに、コンクリート打ち放しをアクセントに。
妻壁は単調になりがちですが、庇の出を変え変化をつけています。
また、庇を大きく出すことで、雨垂れ汚れを付きにくくしています。

道路レベルから近い場所の手摺は木調ルーバーとして、お子様にも親しみやすいテイストにしています。

エントランスは電球色の照明と木調の質感で、ご帰宅される居住者さんや、施設に訪れる方々を迎え入れる優しい空間としています。

壁と天井に取り付く木調ルーバーの通り、まっすぐ進むと子育て支援施設です。
右手のドアがマンションの出入り口です。

正面に見えるオートロック操作盤が付く壁は、化石をそのまま残した石灰石で、よーく見るとアンモナイトなどの化石を見つけることができます。
お子さんたちが「わっ！アンモナイト！」なんて、驚いてくれると嬉しいです。

１階屋根上の屋上広場です。

３階屋根上の屋上広場です。

６階屋根上の緑地です。

最上階の共用廊下のガラス手摺越しに、緑が広がります。

賃貸マンションの、リビング・ダイニングです。

水場を除く居室の天井は、コンクリート打ち放しとしていて、スタイリッシュな空間になっています。

照明はライティングレールにスポットライトを取り付けているので、生活に応じて調整できます。

和室はお子様のお昼寝スペースとして使用されることが多いのではと想定し、鴨居上を開放し完全に閉じない空間としています。

２枚目写真の右側がバルコニーなのですが、交通量が少ない道路にケヤキが並び、緑が目に入ります。

バルコニー手摺壁の躯体を腰高に抑えることで、プライバシーの確保とともに、座った時のアイレベルで、緑が見えるようにしています。

その他、

バギーや外遊び用の玩具等を置けるように、玄関を広めに確保していたり、

寝室と和室の間にウォークスルークローゼットを設け、回遊性を確保していたり、

リビング・ダイニングのなかにスタディーコーナーを設けていたり、

子育て世帯の住宅として、生活しやすくなるよう計画いたしました。

子育て支援施設とこのような住戸プランで、少しでも子育てが楽しい時間になればいいなあと考えています。