最近、中国に戻る際に、あるスマートホテルに泊まる機会がありました。

中国では最近、AI技術の発展に伴い、スマートホテルが増えているのです。

今回泊まったホテルの部屋には、AI技術が搭載されたコントロールパネルがありました。このパネルは「小度（xiaodu）」と呼ばれており、感覚的にはiPhoneのSiriと同じようなものです。天気情報や日本語の翻訳など、さまざまな要望に対応してくれます。

このコントロールパネルは、部屋内の照明、カーテン、テレビ、エアコンなどを連動させており、声で指示を出すだけで、すべてのものをコントロールできます。

そして驚くことに、部屋に通常備えられている電話がなくなっていました。代わりに、「フロントに電話してください」と伝えると、自動で電話をかけてくれるのです。

また、部屋にいるときには、「今から寝ます／おやすみモード」と伝えるだけで、電気が消え、カーテンが自動的に閉まります。

BGMも、曲名を告げるだけで再生してくれます。

ネットで調べたところ、この「小度（xiaodu）」は家庭用のものもあるようで、対応している設備を導入すれば、自宅でも同じシステムを使えるそうです。このシステムは学習型で、使用者の習慣などを覚えてくれるのも特徴的です。

さらに、ホテルのフロントには配達用のロボットもいました。

デリバリーを頼むと、配達員がフロントで商品をロボットに渡し、ロボットが部屋まで配達してくれるのです。これもAI技術の進化の一環で、私たちの生活環境が大きく変わっていることを感じますね。

AI技術の推進により、私たちの日常生活や住環境が大きく変わりつつあります。ますます便利で快適な未来が来るのでしょう。