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兵頭
宣弘
Norihiro Hyodo
アーユーボーワン その1
2024.04.11
3月12日から3月16日までスリランカ、3月17日にマレーシア クアラルンプールに
社内研修旅行に行ってきました。
メインはスリランカの建築家
ジェフリー・バワさん(1919年~2003年)の建築を巡る旅です。
スリランカは北海道と同程度の国土に人口約2200万人が住む仏教徒の国です。
赤道に近く、熱帯性気候で高温多湿、手つかずの自然が残り、
岩や高いヤシの木が林立する景観はジュラシックパークを思い浮かべます。
幹線道路沿いに野生の像が現れました。
挨拶は手を合わせて「アーユーボーワン」と笑顔で挨拶します。
意味は「長生きしてね」だそうです。国民性が現れているように思います。
今回の研修は交通事情を鑑み車での移動となりました。
イギリスから独立したこともあり日本と同じく車は右ハンドル
走っているのはトゥクトゥクと日本車
まだまだ贅沢品のようで車は税金400%だそうです。
話は建築に戻ります。
スリランカには深夜に到着。
1日目のホテルはバワさんが初めて設計したホテル「ジェットウイング・ラグーン」です。
ラグーンに面して建築され、100mプールの廻りに客室やレストランなど配置され
自然を活かし、風の流れを意識した、バワ建築の特徴の一つです。
客室は寝室以外の洗面所、バス、シャワー、トイレが外部テラスに面して配置され
扉もなく開放的な感じ、多くのホテルがこのスタイルだと落ち着かないなぁと思ったが
ここだけだったので一安心です。
バワ建築はスリランカの文化、自然風土を生かし
空間の連続性と開放感を重視した建築です。
プールを配置し開放的な空間に風の流れを生み出し
心地良い空間を創ります。
今、流行りのインフィニティプールの生みの親とのこと。
その2ではたくさんの写真をアップしていきます。