先日、所用で丹波篠山へ訪れました。

私の生まれ育った田舎町も田園風景が広がっていますが、農家の人々の手によってこの田園風景は生み出されています。

毎年5月に田植えを迎え、秋の稲刈りが始まると稲わらを三角形に立てて、数日の間、田んぼでわらを乾燥させています。最近では機械で細断して田んぼにまいたりするため、最近ではあまり見られない風景かもしれません。

夕刻、夏の終わりを告げるヒグラシの声に耳を傾け、この風景を眺めていると心が落ち着くというほっとするというか…どこか懐かしい気持ちになるのは、日本人のDNAレベルでこの風景が刷り込まれているのだと思います。

途中で車を停めて外へ出ると、稲刈り後のなんとも心地よい香りがあたりいっぱいで満ちていました。

新米が収穫され、ご家庭の食卓に届く時期。当たり前のようにいただくこのお米も、農家の方々が愛情いっぱいに作ってくださったもの。

美しく広がる風景に癒されながら、この日常に感謝感謝です。